♱仕事に一番必要なものは♱

集中力

これ以上ないほど、普通のことを言ってしまった。
けどほんとにそう思うんだよね。


ちなみに、私が今言ってる集中力っていうのは
「作業時間内、作業に集中する」
っていう意味の集中とはまた別で

エネルギーを1ヶ所に集中させる

みたいな話です。
何の仕事でもそうだと思ってるんだけど
私がこれをいちばん学んだのは、昔やってた夜の仕事でした。

昔勤めた(昼の)職場に歳上の後輩(♀️)がいたんだけど
すごく人生経験が豊富で、考え方もしっかりしてて
仕事上のことは指導しつつも、人としてはちょっと憧れだったのね。

その人が会話の中で
「夜の仕事が今までの人生でいちばん勉強になった」
って言ってて

それがずっと頭に残ってた私は、その後ふとしたキッカケで、その世界に踏み込んだのでした。
(思ってるペースで貯金ができてない、とかそんな理由だったと思う)
(マジメやなぁ、昔の自分)


確かに勉強になったわ。
私、ほんっとに売れなくて!!笑

ちゃんと小綺麗にしてるし
会話もできる方だし

なのに、なんで??
ってほんとにわかんなくて
あの頃はそこそこ悩んだなぁ。

人気ゼロって、マジでカッコがつかないのよ。

まぁ結局、ある時期から無事に売れ始めたんですが。

自分で思い当たる理由は2つ。

お店との相性。
20代半ばぐらいで働いてた店がいちばん調子良かったかなぁ。

もうひとつがその、集中力

一生懸命やってるのに、箸にも棒にもかからなかった頃って
余計なことに気を取られてたんよね。

けっこう売り上げに厳しい店で
しかも私より後に入った人の方が成績が良くて
焦ってキョロキョロしてた。

私が抜けた席に違う女の子が入ってからの方が盛り上がってるな とか
どうやってこのお客さんを同伴に繋げようか とか

表面的にはニコニコして、内側ではあっちこっちに気が飛んでて。

ずっとそうだったんだけど、ある時期から

あまりにも自分がダメすぎて
何もかもどうでもよくなって
めちゃくちゃ開き直ったんです。

「がんばったって私は他の子には勝てないし」
「張り合うこと自体がムダ」
「ずっとこの仕事するわけじゃないし」
「最低限の時給がもらえればいいわ」

すごいやさぐれ方。

で、これ読んでる人はもう話が見えてるでしょうが、結果的に
やさぐれモードの方が良かったんです。

やさぐれた途端に、シンプルになった。

お客さんとの会話も、元々は自分が決めてるゴールに誘い込む(次の来店の約束をとりつける、とか)ことばっかり考えてたけど

やさぐれてからはもう、私を通りすぎた人がちょっとでも良くなれば、ぐらいしか考えてなかった。

お客さんに頼み事することもなくなったし
必要とあらば後先考えず失礼なことも言うようになって

そこら辺からようやく、いろんなお客さんと仲良くなり始め
そのお店の最後の出勤日は、けっこう盛大に送り出してもらえました。

「やさぐれてからはもう、私を通りすぎた人がちょっとでも良くなれば、ぐらいしか考えてなかった。」
それだけでよかった。
その一点集中でよかった、ってほんと学んだよね。


一点集中理論は、今のライフワークにも活きてます。

状況が変わっても法則は同じなのに、学んだそれをいっときは忘れちゃってて
「開催するイベントは全席予約で埋めなければ!」
ってキリキリしちゃってたときもあった。

うまくいってたときもあったけど、最終的にしんどくなったし

何より、あの頃の私キリキリしすぎて変な人だったと思う。

必要としてくれる人に、思いっきり届ける。

その一点に集中して注げばよくて
それ以外のことに気を取られたら、エネルギーは分散しちゃって循環しない。

そんな大事な大事なことを学んだ、夜の職歴でした。
あの後輩に感謝だなぁ。

0コメント

  • 1000 / 1000

365パピプペポ

疲れた人を整えることを、 生業にしています。